トリガーポイントについて
初回検査料 | 施術料金 | コース(時間:初回約60分 / 2回目以降約30~40分) |
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2200円 |
5500円 |
カイロプラクティックコース |
トリガーポイント(Trigger Point)とは
筋肉の過度な収縮や伸張(伸ばしすぎ)による顕微損傷(けんびそんしょう)によって発生した硬結が圧痛を伴い、さらには関連痛を生じるようになることです。
※筋肉の使いすぎによってできることがある筋肉組織内のごく小さな損傷(顕微損傷‐顕微鏡レベルでしか見ることのできない損傷))で、筋肉を酷使する(=使いすぎて伸張・短縮・負荷がかかりそれらが長引く)と、筋の組織に小さな損傷(顕微損傷)が発生するとの考えです。
筋肉の酷使により、顕微損傷が発生することで、筋肉のきわめて小さな(極小)部分が短縮します。この短縮した部分では、エネルギーが消費、老廃物も排出されるため、血液の循環が悪くなります。そして、この短縮した部分が硬結になると考えられています。
このトリガーポイントができると何らかの形で刺激を受けた硬結が、痛みやしびれをほかの場所に飛ばすようになります。これを関連痛と呼んでいます。
、神経がそれを「痛み」として認識します。そして、普段の生活、仕事や運動を継続していく上で無理が続くと、神経がずっと痛みの信号を送り続けます。
ここで言う普段の生活、仕事や運動とは、下記のような継続した動きや状態のことを指します。
〇繰り返される無理な動き
〇筋肉へ負担がかかる姿勢
(デスクワークなどによる長時間の不自然な姿勢・猫背など)
〇姿勢や骨格のゆがみからくる特定の筋肉への慢性的な負担
その他、スポーツによる外傷(肉離れや骨折などで身体の一部を動かせない状態)や自動車事故による首の捻挫(頸椎捻挫)なども考えられます。
身体への負担や無理が続くと、神経が痛みの信号(「ここが痛い」という信号)を送り続けます。そうするとこの神経の異常興奮状態が収まらないことになり、トリガーポイントが発生します。
このトリガーポイントは、引き金(トリガー)を引いて信号を脳に送り、「トリガーポイントからくる痛み」を生じさせることになります。これに加えて、日常生活にストレスなど大きな負担がかかると、トリガーポイントはさらに、痛みの信号を脳に送り続けます。そうすると、この痛みの信号を受け取った脳は、痛みの位置をを正確に受け取ることができなくなり、混乱状態になってしまいます。すると本来痛みがある場所とは違う場所に痛みを感じるようになってしまうのです。
また、その違う場所にも、実際に筋肉収縮が発生して、新たなトリガーポイントが発生してしまうこともあると考えられています。ここまでくると、筋肉の収縮が他の身体の部分にもできるので、どんどん身体の痛みの状態は悪化してしまう可能性も十分考えられます。
筋・筋膜やその周囲の軟部組織が原因となって痛みなどの症状を起こす要因となっているのがトリガーポイントと言われていますが、これは聞きなれない言葉でMPS(Myofascial Pain Syndorome - 筋筋膜性疼痛症候群)といいます。これらの症状は多岐にわたり、首、肩、腰、膝、股関節の痛みほか、緊張性頭痛、顎関節症など身体のいろいろな場所に現れます。
病院で治療を受けてもなかなか良くならなかったり、レントゲンや血液検査などでは診断できないため、問題がないと言われたけど、このツライ症状をどうにかしたい、とお考えになっているのであれば、トリガーポイントからくる痛みかもしれないと考えてみるのもありでしょう。
トリガーポイントは筋肉の痛みが原因と考えられており、
〇鈍い痛み
〇範囲が広く、痛む場所が漠然としている
〇動作により痛みの度合いが増す
といった特徴があります。
したがって、上記二つ以上当てはまるのであれば、トリガーポイントからくる痛みかもしれないと疑ってみることも大切です。
若い人とそうでない人では?
一般的にいうと、年齢が若いと筋肉への小さな損傷が起きたとしても、身体を動かす機会があります。新陳代謝も盛んで、血行も良く回復力があるので、硬結ができてもトリガーポイントの発生を極力防ぐことができると考えられます。そうはいっても、今の時代ではそれもあまり当てはまることはないのかもしれません。スマホの利用頻度やデスクワークによる長時間労働、ゲームのし過ぎなどを考えれば、身体への負担は言うに及ばずといったところではないでしょうか。
若い人と違って年を重ねてくるとどうしても代謝や回復力の低下は否めず、筋肉の硬結を生じやすくする要因の一つと考えられます。やはり、回復力といった面では若い人には、なかなか太刀打ちできないのが現状です。
要は、このご時世では、どのような人でも、ストレス社会に生きていて、身体をあまり動かす機会がない、または、動かすのが嫌いというような人は、そのことによる筋肉への虚血状態が発生しやすく、細胞レベルでの酸欠(酸素・栄養が行き渡らない)を引き起こし、筋肉の硬結をトリガーポイント化しやすくすることは確かかもしれません。
痛みがあり、トリガーポイントかもしれないと疑ったら?
痛みを改善する際のポイントはこの固くなってしまった硬結を緩めて、緩和することが大事ですが、これにはまず第一に血行を良くすることが効果的です。反対に冷やすことは血行不良になり、トリガーポイントを活性化させる原因にもなるので、避けてください。
※ 参考文献(Dimitrios Kostopoulos/Konstantine Rizopoulos、 川喜田健司翻訳『トリガーポイントと筋筋膜療法マニュアル 』、医道の日本社、2005
トリガーポイントセラピー(TRIGGER POINT THERAPY)のご案内
当院(カイロプラクティック110番)では痛みの主な原因である筋肉のしこり”トリガーポイント”を解除して、痛みを軽減する、トリガーポイントセラピーをメインとした施術を行っております。
指を使用し、虚血圧迫(痛みの元となる場所を圧迫)して、血流を一旦途絶えさせます。その後に圧迫した箇所を解放します。そうするとそこに新しい血液が流れ込み、トリガーポイントが解放され、痛みが改善されるという施術方法です。
痛みの原因をとらえること(把握)ができれば、症状の軽減を実感できると思います。
カイロプラクティック110番について
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